罰則について

車庫証明（保管場所証明）制度は、「自動車の保管場所の確保等に関する法律（車庫法）」に基づいており、これに違反した場合には罰則や過料（行政罰）が定められています。下記のような事項に該当するにも関わらず、車庫証明を申請せず、また自動車の移転登録や変更登録を怠っていると、下のような罰則を科せられることがあります。

• 駐車場（保管場所）が変わったとき
  

　　　所有者・使用者事項に変更がなく、駐車場のみが変わったときは、変更した日から15日以内に、新しい駐車場を警察署長に届出なければなりません。
　　　これに違反すると・・・・・未届出又は虚偽届出となり10万円以下の罰金となります。

• 転居等（引越し）をしたとき
  

　　　所有者または使用者が引越しをした為、それぞれの住所または使用の本拠の位置が変わった場合は、警察署長への届出のほか車検証の記載情報が変わります
　　　ので、管轄の運輸局にも変更登録をしなければなりません。
　　　これに違反すると・・・・・証明申請の虚偽・変更登録不履行となり20万円以下の罰金となります。

• 自動車を売買したとき

　　　売買により、所有者または使用者が変わったときは、車庫証明申請の後に運輸局にも移転登録（変更登録）申請をしなければなりません。
　　　これに違反すると・・・・・証明申請の虚偽・移転登録不履行となり20万円以下の罰金となります。

Q1. 車庫証明とは何ですか？
車庫証明は、正式には「自動車保管場所証明書」といい、自動車を登録する際に、保管場所（駐車スペース）を確保していることを警察署に証明する制度です。多くの地域では登録に先立ってこの証明書の取得が必要です。

Q2. 軽自動車でも車庫証明は必要ですか？
軽自動車については、多くの地域では車庫証明ではなく「保管場所届出」という簡易な手続きが求められます。ただし、東京都23区、さいたま市、川口市、横浜市などの一部地域では必須となりますので、事前に確認が必要です。

Q3. 車庫証明を取らないとどうなりますか？
保管場所がない状態で自動車を使用したり、虚偽の内容で申請した場合には10万円以下の罰金などの法的罰則が科されることがあります。特に「車庫飛ばし」と呼ばれる不正行為は厳しく取り締まられています。

Q4. 誰が申請するのですか？
原則として自動車の所有者本人が申請しますが、平日に動けない方や手続きが不安な方は、行政書士などの専門家に依頼することが可能です。

Q5. 車庫証明の有効期限はありますか？
はい。車庫証明（保管場所証明書）は、発行日から1か月間有効です。その期間を過ぎると、再度申請し直す必要があります。

Q6. どこの警察署に提出すればよいですか？
保管場所の所在地を管轄する警察署に提出します。住所地と保管場所が異なる場合は、保管場所の管轄警察署が基準となりますのでご注意ください。

Q7. 申請に必要な書類は何ですか？
一般的には次の書類が必要です。

• 保管場所証明申請書（複写式）

• 所在図・配置図

• 保管場所使用権原疎明書面（例：賃貸契約書の写し）

• 自認書（自己所有地の場合）

※地域により若干異なります。

Q8. 車庫証明の取得にはどのくらい時間がかかりますか？
申請後、通常3営業日程度で交付されます（警察署や地域によって異なります）。余裕を持ってスケジュールを組むことをお勧めします。

Q9. 使用の本拠地はどのように判断されますか？
「使用の本拠」とは、主に自動車を使用する拠点（自宅、事業所など）を指します。公共料金の領収書、住民票、法人の登記簿謄本などにより証明します。

Q10. 行政書士に依頼するメリットは何ですか？
・書類の不備や記載ミスによる再提出を防げる
・平日の警察署への申請・受取を代行してもらえる
・地域ごとの運用ルールに対応したスムーズな手続きが可能

お忙しい方や確実に手続きを進めたい方にとって、時間と手間の節約になります。

かすかべ車庫証明センターでは、春日部市を中心に埼玉県東部エリアの車庫証明申請と自動車登録を承っております。