1. 川口市の遺産分割協議書の達人

任せて安心、地域に密着した、信頼されるサービスの提供を。
▽遺産分割協議書は何のために作成する?
遺産分割協議書とは、相続人全員で遺産の分け方を決めた内容を正式に書面に残したものです。故人の相続財産についての遺産分割協議が成立した証拠となり、後々のトラブルを防ぐためにも重要な書類です。
遺産を相続人の皆さまで円満に分割し、次の世代へと引き継ぐためには、遺産分割協議書の作成が不可欠です。
・「将来のトラブルを避け、安心して相続を終えたい」
・「形式や法律面での不安を解消したい」
このようにお考えの埼玉県川口市にお住まいの方は、ぜひご相談ください。経験豊富な専門家が、ご事情に寄り添いながら、適切な書類作成をお手伝いいたします。
遺産分割協議書の必要性を詳しく解説します。
①相続手続きをスムーズに進めるため
遺産分割協議書がないと、各種相続手続きが進まないことがあります。例えば、以下の手続きには遺産分割協議書が必要になります。
●不動産の名義変更(相続登記)
●預貯金の解約・名義変更
●株式や証券の名義変更・売却
●相続税の申告手続き

②相続人同士のトラブルを防ぐため
遺産の分割について口頭で合意していても、後になって「そんな約束はしていない」と争いになることがあります。
●遺産分割協議書を作成しておけば、法的に証拠が残るため安心。
●相続人全員が実印を押し、印鑑証明書を添付するため、正式な合意を証する書面となる。
③相続税の申告で有利になる場合がある
相続税を申告する際、遺産分割協議書を提出することで、配偶者の税額軽減や小規模宅地等の特例を適用できる場合があります。
●配偶者の税額軽減(配偶者が取得した財産に対して相続税が大幅に軽減される)
●小規模宅地等の特例(自宅の土地の相続税評価額が最大80%減額される)
④遺言書がない場合に必須
故人が遺言書を残していない場合、遺産をどのように分けるかを相続人全員で話し合い、合意する必要があります。
●この合意内容を明確にするために、遺産分割協議書を作成します。
⑤金融機関や不動産の手続きに必要なため
銀行や証券会社、不動産の名義変更など、多くの金融機関や法務局が遺産分割協議書の提出を求めてきます。
●相続人全員の署名・押印があるため、金融機関も手続きを認めやすい。
2. 遺産分割協議書の作成が必要なケースのかんたんまとめ

【いつ作る?】
◎ 遺言書がないとき
◎ 不動産や預貯金などを分割する必要があるとき
◎ 相続人が複数いるとき
◎ 相続税の特例を適用したいとき
◎ 口約束での合意では不安なとき
※ 遺言書がある場合でも、遺言書に記載のない財産がある場合は、遺産分割協議が必要になることがあります。
【遺産分割協議書の作成方法と注意点】
◎ 相続人全員で話し合い、全員の合意を得る
◎ 分割方法を明確に記載(誰が何を相続するのか)
◎ 相続人全員が署名・実印を押し、それぞれの印鑑証明書を添付する
◎ 不動産の情報(登記事項証明書に基づく正確な情報)を記載する
◎ 自動車の情報(自動車検査証に基づく正確な情報)を記載する
◎ 預貯金の情報(預貯金通帳等に基づく正確な情報)を記載する
ちょっと待った。遺産分割協議を上手にまとめるコツ!
遺産分割協議を円滑に進め、合意を得るためには、以下のようなステップを踏むのが効果的です。
A)事前準備を徹底する
① 相続人を確定する
・戸籍謄本などを取り寄せ、法定相続人を確定する。
・相続人目録を作成する。
・相続人全員に連絡を取り、協議の意向を確認する。
② 遺産の範囲を明確にする
・被相続人(故人)の財産目録を作成する。
・不動産、預貯金、株式、負債などの詳細を調査する。
B)相続人間のコミュニケーションを重視する
① 感情的な対立を避ける
・一方的な主張ではなく、相手の意見を尊重する姿勢を持つことが大切です。
・遺産分割の話をする場では、冷静に話し合える環境を整えるよう心がけましょう。
・わがままな相続人がいたとしても、焦りや怒りは禁物です。
② 遺産の価値を共有する
・不動産や株式など、分割が難しい財産については適正な評価を行いましょう。
・財産の価値を相続人全員が納得できるように説明することが非常に重要です。
C)協議をスムーズに進める方法
① 各相続人の希望を整理する
・事前に各人の希望を聞き取り、各自の意向を把握する。
・公平性を考慮した分割案をいくつか準備しておきましょう。
② 柔軟な解決策を検討する
・不動産を売却して現金で分割することも考える。
・特定の相続人が財産を取得し、他の相続人に代償金を支払うなどの案も有効です。
D)専門家の力を借りる

経験と実績の豊富な人に相談する
・遺産分割の法的手続きについて専門家のアドバイスを受けると、ご自身の負担が軽くなります。
・争いが深刻化しそうな場合は、第三者の専門家の知恵を借りてみてはいかがでしょうか。
感情的な対立を避け、相続人みんなが納得する遺産分割を目指すためには、事前準備と丁寧なコミュニケーションが重要です。場合によっては専門家の力を借りながら、円満な解決を目指していきましょう。
当事務所は、平成16年の事務所創立時当初から、遺言書の作成や遺産分割協議書の作成のご依頼を多くの方より頂戴し、相続業務の取り扱い経験が豊富にございます。また隣接士業者との連携も可能ですので、相続に関するお手間やご面倒をワンストップでお引き受けすることが可能です。
○相続税の申告・納税については、信頼できる税理士事務所をご紹介!
○不動産相続登記については、迅速かつ堅実対応の司法書士をご紹介!
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川口市にお住まいの方で、遺産分割協議書の作成でお困りの方は、どうぞお気軽にご相談くださいませ。
3. 遺産分割協議書の見本(作成例)
遺産分割協議書
被相続人 川口幸男(以下「被相続人」という。)は、令和○年○月○日に死亡し、その遺産について、共同相続人全員で協議した結果、以下のとおり分割することに合意した。
第1条(遺産の分割)
-
被相続人の遺産のうち、下記の不動産は 相続人 川口英恵 が取得する。
不動産(土地)
-
所在地:埼玉県川口市東川口一丁目○番○
- 地 番:○○番
-
地 目:宅地
-
地 積:○○㎡
不動産(建物)
- 所在地:埼玉県川口市東川口一丁目○番○
- 家屋番号:◎◎番の1
- 種 類:居宅
-
構 造:木造○階建
-
床面積:○○㎡
2.被相続人の遺産のうち、下記の預貯金は 相続人 川口光一 が取得する。
-
金融機関名:三菱東京UFJ銀行 川口支店
-
口座種別:普通預金
-
口座番号:1234567
-
残 高:67,890円(令和○年○月○日現在)
3.被相続人の遺産のうち、下記の動産は 相続人 川口英恵 が取得する。
-
例:自動車(車種:クラウン 登録番号:川口500ゑ9876)
-
例:貴金属(銀地金)
4.被相続人の負債については、 相続人 川口光一 が引き継ぎ、これを弁済するものとする。
第2条(代償金の支払い)
本協議に基づき、 相続人川口英恵 は、取得財産の公平性を図るため、 相続人 川口光一に対し、代償金として 9,875円 を令和○年○月○日までに支払うものとする。
第3条(相続税および諸費用)
本遺産分割に関する相続税および登記等の手続き費用については、 相続人 川口英恵 が負担するものとする。
第4条(協議の最終決定)
本協議により、相続人全員が本件遺産分割について異議がないことを確認し、本協議の内容を変更しないことを約束する。
第5条(協議書の作成)
本協議の内容を証するため、本書を作成し、相続人全員が署名押印の上、それぞれ1通ずつ所持するものとする。
令和○年○月○日
相続人
住所:埼玉県川口市戸塚東999番1
氏名:川口英恵 (印)
相続人
住所:埼玉県川口市三ツ和一丁目123-4
氏名:川口光一 (印)
4. 遺産分割協議書の作成についてよくあるご質問(川口市版FAQ)
Q1. 遺産分割協議書とは何ですか?
相続人全員が遺産の分け方について合意した内容を文書化したものです。銀行手続きや不動産の名義変更などで必ず提出を求められるため、相続の最終的な合意書ともいえます。
Q2. 川口市に住んでいる場合、どの役所に遺産分割協議書を提出するのですか?
協議書自体は役所に提出するものではなく、法務局や金融機関に用います。川口市の場合、不動産登記は「さいたま地方法務局川口支局」が管轄しています。
Q3. 遺産分割協議書には川口市の住民票や戸籍が必要ですか?
協議書そのものには戸籍を添付しませんが、相続人を確定するために川口市役所で「戸籍謄本」や「除籍謄本」を取得する必要があります。
Q4. 川口市に不動産がある場合、遺産分割協議書の内容はどう反映されますか?
協議書で「長男が川口市の自宅を相続する」と定めれば、その内容をもとに川口支局で所有権移転登記を行うことができます。
Q5. 協議書は手書きでも良いのですか?
手書きでも有効ですが、誤字脱字や修正があると金融機関や法務局で受け付けてもらえない場合があります。川口市の方でも、実務上はワープロで作成するのが一般的です。
Q6. 相続人の一人が川口市以外に住んでいる場合、遺産分割協議書はどうすればいいですか?
相続人が全国各地に住んでいても問題ありません。協議書を郵送して署名・押印を集める形が一般的です。ただし印鑑証明書の取り寄せが必要です。
Q7. 川口市内の金融機関では遺産分割協議書が必ず必要ですか?
はい。埼玉りそな銀行や武蔵野銀行など、川口市内の金融機関では相続預金の払戻しに協議書の提出を求められるのが通例です。
Q8. 川口市在住で、相続人の中に認知症の方がいる場合はどうなりますか?
認知症などで判断能力がない方がいる場合、そのままでは協議書を作成できません。家庭裁判所で成年後見人を選任する手続きを経る必要があります。
Q9. 遺産分割協議書を作成した後、川口市でどんな場面で役立ちますか?
不動産の登記変更だけでなく、川口市の税務署での相続税申告や、川口市役所での固定資産税関係の名義変更にも活用されます。
Q10. 遺産分割協議書の作成を専門家に依頼したいのですが、川口市から依頼できる事務所はありますか?
「かすかべ相続支援センター」では川口市の相続案件も多数取り扱っております。戸籍収集から協議書作成、不動産登記の専門家との連携までワンストップでサポートいたしますので、安心してご相談ください。
5. おまとめコラム = 遺産分割協議書とは?初心者でもわかる基本とその必要性
遺産分割協議書って何?
相続が発生すると、相続人同士で「誰が何を相続するか」を話し合う必要があります。その合意内容を文書化したものが「遺産分割協議書」です。この書類は、単なるメモではなく、法的にも重要な役割を持つ正式な書類です。
🔍 なぜ必要?遺産分割協議書の役割
-
不動産の名義変更(登記)に必須
相続登記をする際、法務局に提出する必要があります。 -
金融機関での手続きに必要
預貯金の解約・名義変更などでも提出を求められます。 -
相続人間のトラブル防止
書面で合意を残すことで、後々の「言った・言わない」問題を防げます。
📌 どんなときに作成する?
- 相続人が複数いる場合(兄弟姉妹など)
- 遺言書がない、または不完全な場合
- 財産の種類が多岐にわたる場合(不動産・預金・車など)
✍️ 協議書に記載すべき基本項目
1. タイトル
「遺産分割協議書」と明記することで、文書の性質を明確にします。
2. 被相続人の情報
氏名、生年月日、死亡日などを正確に記載します。
3. 相続人の情報
氏名、続柄、住所を記載。全員分を漏れなく記載することが重要です。
4. 分割内容の詳細
誰がどの財産を相続するかを具体的に記載します。例:長男が不動産、次男が預貯金など。
5. 協議日・署名・押印
協議を行った日付を記載し、相続人全員の署名と実印を押します。
❓ よくある誤解と注意点
- 「口頭で合意したから書類はいらない」は危険
→後日トラブルになる可能性があります。
- 「ひな形をネットで拾えばOK」では不十分
→財産や相続人の状況に応じたカスタマイズが必要です。
🗾 川口市での実務ポイント
川口市で不動産を相続する場合、法務局(さいたま地方法務局 川口支局)での登記手続きが必要です。
地元の行政書士に相談することで、スムーズかつ安心な手続きが可能になります。

協議書は「家族の未来を守る書類」
遺産分割協議書は、単なる手続き書類ではなく、家族の信頼関係を守るための大切な記録です。
「うちは揉めないから大丈夫」と思っていても、将来の安心のために、しっかりと書面に残しておきましょう。
6. かすかべ相続支援センターのご紹介
代 表 者: 横山 将宏
所 在 地: 埼玉県春日部市大沼5-149-6
電話番号:048-711-2801
保有資格:行政書士およびAFP(日本FP協会アフェリエイテッド・ファイナンシャルプランナー)
主な業務実績:自筆証書遺言の作成サポート、公正証書遺言の作成サポート、遺産分割協議書の作成、遺言執行、内容証明郵便の作成ほか
川口市にお住まいの方の遺産分割協議書の作成についてのご相談はお気軽にどうぞ(初回のご相談は無料です)

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