杉戸町の離婚相談

③ 希望や優先順位を考えておく

• 財産分与、慰謝料、養育費等の希望額

• 親権を取りたいかどうか

• できるだけ早く離婚したいのか（スピード重視）、条件を詰めて慎重に進めたいのか（条件重視）
  優先事項を整理しておくと、スムーズに相談が進みます。

④ 法的な視点を理解する

法律的な視点と感情は異なる場合があるため、専門家の意見を冷静に受け止める心構えが大切です。
法的な観点からのアドバイスは、希望通りのものにはならない場合もあるということを理解することも必要です。

• 時系列で出来事を整理（いつ何があったのかメモしておく）

• 質問リストを作成（気になる点を事前にまとめておく）

• 可能なら配偶者と話し合いの余地があるか検討（直接の交渉が難しい場合、書面を通じて行えるか判断する）

これらの準備をしておくことで、離婚相談がよりスムーズに進み、有益なアドバイスを受けられる可能性が高まります。

離婚の気持ちが硬いものであるなら、思い切ってこちらから「先制攻撃」を

仕掛けてみませんか？ 攻撃といっても暴力を振るうわけではありません。

あくまでも合法的なやり方で相手に気持ちを伝え、かつプレッシャーをかけるのです。

4. 公正証書にするべきか？

公正証書にすると、養育費や慰謝料の未払い時に強制執行が可能 になります。特に金銭の支払いが関わる場合は、公正証書にするのが望ましいです。公正証書による離婚協議書の作成も当事務所にお任せ下さい。

【公正証書にする手順】【※杉戸町にお住まいの方であれば、春日部公証役場が最寄りです】

1. 離婚協議書の原案を作成

2. 公証役場に予約（※当事務所で代行します）

3. 夫婦で公証役場へ行き、公証人の面前で確認（※一緒に同行いたします）

4. 公正証書として作成（公証役場への手数料は数万円程度）

Q1. 杉戸町の離婚率はどの程度ですか？

A. 杉戸町の離婚率は、人口1,000人あたり約1.9件と、全国平均よりやや低めです。件数で見ると、過去の統計では年間70～80件前後で推移しています。とはいえ、30～40代の離婚に加え、50代以上の熟年夫婦からの相談も年々増加しています。

Q2. 熟年世代で離婚を考える際の注意点はありますか？

A. 熟年離婚では、長年の共同生活で築いた財産の整理が大きな課題となります。また、年金分割の手続きや、離婚後の住まい・生活費の確保も重要です。配偶者の年金に頼る形だった方は、将来設計を具体的に立てることが不可欠です。

Q3. 子どもが未成年の場合、どんな取り決めが必要ですか？

A. 離婚時には必ず親権者を決める必要があります。加えて、以下の項目を明確にしておくと、後のトラブル防止になります：

• 養育費の金額・支払い方法

• 面会交流の頻度と内容（例：月1回、日中のみなど）
  杉戸町内では、公立小中学校の就学支援や児童扶養手当制度も活用できます。

Q4. 離婚協議書って何のために作るのですか？

A. 口約束だけでは、後になって「言った／言わない」の争いになりやすいためです。離婚協議書は、養育費や財産分与などの条件を書面に残すものです。相手との信頼関係が薄れた状態では、書面化はむしろ信頼回復の一歩にもなります。

Q5. 離婚協議書を公正証書にしたほうがいいのはどんなとき？

A. 養育費や慰謝料など、金銭の支払いが関わる場合は、公正証書にしておくことで、将来の強制執行（差押え）が可能になります。特に「支払いが不安」「相手が感情的になっている」という場合は、法的効力のある公正証書をおすすめします。

Q6. 杉戸町で協議離婚を進めるにはどうすればいい？

A. 杉戸町で協議離婚をする際は、以下の手順です。

1. 離婚条件の話し合いと合意

2. 離婚届への記入（証人2名が必要）

3. 杉戸町役場（戸籍住民課）への提出

4. 必要に応じて離婚協議書を作成し、保管または公正証書にしておく

※役場では、平日夜間や休日の一部受付も可能です。詳細は町の公式サイトをご確認ください。

Q7. 離婚後、ひとり親家庭への支援はありますか？

A. はい。杉戸町では、ひとり親世帯向けに次のような支援制度があります。

• 児童扶養手当（所得制限あり）

• 医療費の助成（中学生以下の子対象）

• 保育料の軽減措置
  申請手続きは町役場・こども未来課で行えます。

Q8. 財産分与で見落としやすいポイントは？

A. 夫婦間で共有してきた財産の中には、見落とされやすいものもあります。

• 加入中の生命保険（解約返戻金の有無）

• 退職金（将来受け取る予定のものも対象になり得ます）

• 年金（特に厚生年金は分割対象）
  形式的な名義に惑わされず、実質的に共有されていたかが判断基準になります。

Q9. DVや精神的虐待がある場合、どうすれば？

A. 相手からの暴力（身体的・精神的）に悩んでいる場合は、まず安全を最優先にしてください。杉戸町周辺では、

• 埼玉県の配偶者暴力相談支援センター

• 警察（杉戸警察署が管轄）

• 法テラスや弁護士会の無料相談
  なども活用できます。必要なら、接近禁止の保護命令の申立ても検討しましょう。

Q10. こんなときは法律の専門家に相談を！

A. 以下のようなケースでは、弁護士や行政書士のサポートが有効です。

• 離婚の条件がまとまらない

• 離婚協議書を公正証書にしたい

• 親権や財産分与で争いがある

• 配偶者がDV・モラハラ傾向にある
  杉戸町近郊でも、地域に詳しい専門家を選ぶことで、現実的かつ安心感のあるアドバイスが受けられます。

杉戸町にお住まいの方以外の方もお気軽にお問い合わせください。