③ 希望や優先順位を考えておく

• 財産分与、慰謝料、養育費等の希望額

• 親権を取りたいかどうか

• できるだけ早く離婚したいのか（スピード重視）、条件を詰めて慎重に進めたいのか（条件重視）
  優先事項を整理しておくと、スムーズに相談が進みます。

④ 法的な視点を理解する

法律的な視点と感情は異なる場合があるため、専門家の意見を冷静に受け止める心構えが大切です。
法的な観点からのアドバイスは、希望通りのものにはならない場合もあるということを理解することも必要です。

• 時系列で出来事を整理（いつ何があったのかメモしておく）

• 質問リストを作成（気になる点を事前にまとめておく）

• 可能なら配偶者と話し合いの余地があるか検討（直接の交渉が難しい場合、書面を通じて行えるか判断する）

これらの準備をしておくことで、離婚相談がよりスムーズに進み、有益なアドバイスを受けられる可能性が高まります。

離婚の気持ちが硬いものであるなら、思い切ってこちらから「先制攻撃」を

仕掛けてみませんか？ 攻撃といっても暴力を振るうわけではありません。

あくまでも合法的なやり方で相手に気持ちを伝え、かつプレッシャーをかけるのです。

4. 公正証書にするべきか？

公正証書にすると、養育費や慰謝料の未払い時に強制執行が可能 になります。特に金銭の支払いが関わる場合は、公正証書にするのが望ましいです。公正証書による離婚協議書の作成も当事務所にお任せ下さい。

【公正証書にする手順】【※越谷市にお住まいの方であれば、越谷公証役場が最寄りです】

1. 離婚協議書の原案を作成

2. 公証役場に予約（※当事務所で代行します）

3. 夫婦で公証役場へ行き、公証人の面前で確認（※同行します）

4. 公正証書として作成（手数料は数万円程度）

Q1. 越谷市の離婚件数・傾向は？

越谷市では、2020年の離婚件数は553件で、特殊離婚率は約33%。全国平均と同程度ですが、近年は熟年層の離婚も増加傾向にあります。郊外型の住宅地という地域特性上、家や子育てを巡るすれ違いから離婚に至るケースも少なくありません。

Q2. 熟年離婚にはどのような注意点がありますか？

熟年離婚では、財産分与・年金分割・住居の扱いなど、生活設計に直結する問題が多く発生します。特に「退職金」や「住宅ローン」の取り扱いには専門的な判断が必要です。冷静に将来設計を考えた協議が重要です。

Q3. 小さい子どもがいる場合の離婚で気を付けることは？

親権・養育費・面会交流などを明確に決めておくことが大切です。子どもの心理的ケアにも配慮が必要です。越谷市ではひとり親家庭への支援制度（児童扶養手当・医療費助成）も整備されています。

Q4. 離婚手続きにはどんな種類がありますか？

離婚には以下の3つの方法があります。

• 協議離婚（夫婦間の話し合いで離婚届提出）

• 調停離婚（家庭裁判所を通じた調停）

• 裁判離婚（調停が不成立の場合）

ちなみに、越谷市役所への離婚届提出は、市民課戸籍担当で受理してもらえます。

Q5. 離婚協議書とは？作成すべきですか？

はい、協議離婚を行う際は「離婚協議書」の作成を強く推奨します。養育費・財産分与・慰謝料など、将来のトラブルを避けるための法的証拠となります。また公正証書にしておけば、万が一の養育費等の未払い時に強制執行も可能です。

Q6. 離婚について誰に相談すればよいですか？

離婚は人生の大きな転機です。冷静かつ確実に進めるには、法律と実務に詳しい専門家のサポートが不可欠です。
当事務所では、越谷市内を中心に、離婚協議書の作成、親権・財産分与のアドバイス、熟年離婚や子どもがいる離婚のご相談を承っております。ご来所による相談受付も可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

Q7. 財産分与はどうやって決めるのですか？

財産分与は、婚姻中に形成された財産を原則として2分の1ずつに分ける制度です。不動産・預貯金・車・保険・退職金などが対象になります。名義がどちらであっても対象になることが多いため、正確な財産調査が重要です。

Q8. 養育費はいくらが目安ですか？

養育費は、両親の収入や子どもの年齢・人数に基づき、家庭裁判所の「算定表」を参考に算出されます。例えば、夫年収500万円・妻年収100万円・子1人（10歳以下）の場合、月4〜6万円程度が目安です。

Q9. 面会交流はどう定めるべき？

子どもと別居する親との面会交流は、子どもの利益を第一に考えて定めます。「月1回第○土曜日」「夏休みに1週間」など、具体的なスケジュールを協議書に明記することが望ましいです。トラブル防止のため、第三者機関の利用も検討できます。

Q10. 離婚に際して不動産（住宅）をどうすべき？

住宅ローンの残債がある場合、売却するか、どちらかが住み続けるかを明確にしましょう。名義やローン契約者の確認が不可欠です。越谷市は中古住宅市場も活発なので、適切な査定と売却タイミングの見極めが重要です。

〜飼育継続・費用負担・感情的ケアの視点から〜

離婚の話し合いでは、財産や親権に目が向きがちですが、近年増えているのが「ペットの扱い」に関する相談です。
ペットは単なる“所有物”ではなく、家族の一員。だからこそ、離婚後の飼育継続や費用負担、そして感情的なケアまで含めた丁寧な話し合いが求められます。

🏠 飼育継続の判断基準

離婚後、どちらがペットを引き取るかは、以下のような観点から整理する必要があります。

• ペットの生活環境（住居の広さ・ペット可物件かどうか）
• 飼育経験や日常の世話をしていた割合
• ペットとの愛着や絆の深さ
• 子どもとペットの関係性（子どもが親権者と同居する場合）

感情的な対立を避けるためにも、ペットの「幸せ」を中心に据えた話し合いが大切です。

💸 費用負担の取り決め

ペットの飼育には、定期的な費用がかかります。
フード代、医療費、トリミング、予防接種など、意外と負担は大きいものです。

離婚後も共同で費用を負担する場合は、金額や支払い方法を明確にしておくことが重要です。
我々は行政書士として、離婚協議書に「ペットに関する費用負担の条項」を盛り込むことも可能です。

🧠 感情的ケアと“ペットロス”の予防

離婚によってペットと離れることになった場合、飼い主側に「ペットロス」のような喪失感が生まれることもあります。
また、ペット自身も環境の変化に敏感で、ストレスを感じることがあります。

• 引き渡し前に十分な準備期間を設ける
• ペットとの面会交流を定期的に設ける（可能な場合）
• 新しい環境に慣れるまで、獣医師やトレーナーの助言を受ける

こうした配慮が、ペットと飼い主双方の心の安定につながります。

📝 よこやま行政書士事務所がお手伝いできること

• ペットの飼育継続に関する話し合いの整理
• 飼育費用負担の条項を含む離婚協議書の作成
• 感情面への配慮を含めた文案の調整
• 越谷市・埼玉県のペット関連支援情報のご案内

越谷市にお住まいの方以外の方でもお気軽にお問い合わせください。

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