軽 貨 物 運 送 開 業 ハ ン ド ブ ッ ク

軽貨物事業で開業するなら、はやい、やすい、あんしんがモットーの当センターをご利用ください

独立・開業するに当たって必要となるもの

施設・設備・車両編

  1. 営業所(事務所)
    事業活動および運行管理を行う場所 ※自宅使用可能

  2. 睡眠休憩施設
    乗務員が有効に利用できる適切な施設 ※自宅使用可能

  3. 車庫
    営業所に併設または営業所から直線距離で2km以内に用意する。
    事業に必要な車両をすべて収容することができること。
    車庫について、正当な使用権限を有すること。
    他の用途に使用される部分と明確に区分されていること。

  4. 車両
    ●4輪-貨物軽自動車 (軽トラック・バンタイプ・幌車等)
    または用途が乗用の軽自動車。
    乗車定員、最大積載量及び構造等が貨物軽自動車運送事業に供するものとして適切なものであること。
    ●2輪-125cc以上の排気量をもつもの。
    250ccのビッグスクーターなど。 (軽2輪以上)

上記の施設および車両の準備が整ったら、次はこちら!

独立・開業に必要な書類等

  1. 貨物軽自動車運送事業経営届出書
  2. 事業用自動車等連絡書
  3. 運賃料金表 ※事後提出でも可
  4. 運送約款
  5. 自動車検査証記入申請書
  6. 軽自動車税申告書
  7. 自動車検査証
  8. ナンバープレート 黄色の自家用
  9. 印鑑 ※法人の場合は代表者印

自動車損害賠償責任保険・自動車保険

任意保険に加入していなくても軽貨物運送事業は始められます。しかし、近年貨物軽自動車の関係する交通事故は増加傾向にありますし、万が一の賠償責任に備え、保険料はややお高いですが、任意保険への加入を強くお勧めします。 また自賠責保険は強制加入の保険ですので、当然加入していなければならないことは言うまでもありません。

よくある質問 軽貨物運送事業・独立開業Q&A

任意保険の契約については決まりはあるの?

保険金額等には、特に条件は定められていません。しかし、昨今の交通事故の損害賠償額は高額であることから、ご自身のリスク管理のためにもしっかりした補償内容の契約を締結したほうが良いでしょう。 業務委託契約を締結する元請け先の運送会社にもよりますが、最低でも対人・対物の補償金額が1億円以上は必要とされていることが多いと思われます。

理想を言えば、対人・対物の補償金額は、無制限が望ましいです。

軽貨物運送業とはどのようなものですか?

簡単に説明すると、「他人の荷物を、軽自動車(バイク便の場合は2輪車)を使って、代金(運賃)を受け取り、他者のもとまで運送すること」です。

自宅で開業したいのだけれど大丈夫?

はい。大丈夫です。

貨物運送事業の営業所と睡眠休憩施設は、ご自宅を使用することが可能です。

運送約款というのは自分で用意するものですか?

国土交通省で定めた「標準貨物軽自動車運送約款」を使用する場合は、 ご自身で用意する必要はございません。 もちろんオリジナルの運送約款をご用意できるのであれば、そちらをご使用いただくこともできます。

軽貨物運送事業で注意することはありますか?

あります。しかし、軽貨物運送事業だから特別な注意といったようなことではなく、過積載の禁止及び有償での旅客運送の禁止、さらには事業者自らの過労状態での乗務の防止や酒気帯び運転の禁止など、一般貨物運送事業者と同様の注意や責務が求められます。

用途が乗用の軽自動車でも貨物運送事業を始められますか?

はい。大丈夫です。2022年10月から、車検証の用途欄が乗用の軽自動車でも貨物軽自動車運送事業が開始できるようになりました。ちなみにこの場合の荷物の積載量は、乗車定員が4名でドライバー1名の場合165kgとなります。用途が貨物の軽自動車だと同条件で最大で350kg積載できますから、乗用軽自動車はその半分も運ぶことができません。

軽乗用自動車は、貨物積載量の点では不利だと言えます。

現在黄色ナンバーで営業しているけど、これっていいのかな?

それはいけません!

貨物自動車運送事業法第36条では届出が義務付けられています。

違反者には高額な罰金が待っていますよ!

お早めに当事務所までご相談下さい。

埼玉県春日部市を中心に、越谷市、吉川市、草加市などのお客様からもご利用いただいております。軽貨物事業についてのご相談はお気軽に!